若松英輔さんへの謝辞

拙著『実力が120%発揮できる! ピアノがうまくなるからだ作りワークブック』の「あとがき」に謝辞を書きましたが、2ページ分におさめるために多くの方たちへの謝辞を削らざるを得ませんでした。本のあとがきに書き切れなかった謝辞を綴ります。

 

文芸批評家の若松英輔さんに感謝します。

私が井筒俊彦先生の著作『神秘哲学 ギリシアの部』(慶応大学出版会)を読み始めた頃、若松英輔先生は『井筒俊彦 叡知の哲学』を上梓されました。しかし、私がはじめて若松さんを知ったのは、トランスビューから出版された『神秘の夜の旅』の出版記念講演会(紀伊國屋書店神保町店)でした。その講演会を知ったのも、知人のなかひらまいさんのfacebookのタイムラインで直前に見かけたからで、まったくの偶然でした。

 

さて、私はその講演会の若松さんのお話に心を動かされ、それから数年後に妻とともに何度か若松さんの講演会や『読むと書く』講座に参加しました。妻の方がむしろ熱心で、日曜日に定期的にお講座に通うことになりました(2018年3月の日曜クラスの終了まで)。

 

私のたたずまいをご覧になり、なにかお感じになったのでしょう。講座に出席した妻に向かって、なんの脈絡もなく

「だいじょうぶですよ。ご主人、きっと本を出すことができますよ」

とおっしゃってくださいました。

 

ちょうどそのころ、企画書を合計60通作って、ことごとく通らなかった時期でしたので、とても励まされました。

 

それからも、出版をめぐり、辛い時期が続きました。

ようやく企画が通ったのは、それから半年以上経った2017年の12月の半ば過ぎでした。企画書は123通書きました。

 

コメントを残すにはログインしてください。